天皇から剣を作るよう命じられた小鍛冶の宗近が、稲荷明神の助けを借りて、名刀を打つというお話。 元は謡曲ということです。 稲荷明神なので、この人形には狐のように足を動かす激しい振りがあります。 通常主遣い(人形の頭と右手を遣う)以外は、 顔を黒衣(くろご)という黒頭巾をかぶって隠していますが、 この足遣いは技術を必要とするため、左遣い足遣い共に顔を出した出遣いとなっています。